赤ちゃんと大人の眠りの違い

ところで、胎内の赤ちゃんにはノンレム睡眠はほとんどなく、すべて浅い眠りのレム睡眠だという。

生まれたばかりの頃も、レム睡眠が全睡眠時間の70パーセントほどを占め、しだいにレム睡眠が短くなって、大人は全睡眠時間の約20パーセントがレム睡眠である。

従って、大人がすべてのレム睡眠をカットしても、せいぜい羽毛 フトンでの睡眠時間は1~2時間しか短縮できないのだが。

それにしても、なぜ、レム睡眠より大事な役割を担っていると思われるノンレム睡眠が赤ちゃんに少ないのか?

このあたりも睡眠の謎を解く重要なカギを握っているのではないだろうか。

睡眠主張あれこれ

そうすると、ノンレム睡眠だけを奪われた人たちは、疲労感が強く、気分がふさぎがちになり、レム睡眠だけを奪われた人たちは、イライラしたり、かんしゃくを起こしたりして、対人関係が難しくなってくるという。

こうした実験結果から、ハルトマン博士は、ノンレム睡眠は疲労回復に効果があり、レム睡眠はストレス解消に作用するとしているのだ。

これに対抗して、レム睡眠など必要ではないとする学者も少なくない。

例えばイギリスのジム・ホーン博士は、レム睡眠はおまけの睡眠で、深く眠るノンレム睡眠さえ取れば、羽毛 ふとんでの睡眠時間はグッと少なくてすむだろうと主張する。

実際、いくつかの動物実験では、レム睡眠だけ取り除いても、身体や行動には何の影響も見られないというハルトマン博士の実験と異なる結果が出ている。

動物だからそうなので、高等な精神活動をする人間ではそうはいかないと思う人も多いだろうが、逆に暗示されたりすることのない動物のほうが、純粋な効果を確かめられるともいえるのだ。

睡眠の一部を阻止する実験

一口に睡眠といっても、実はレム睡眠とノンレム睡眠という二つの種類がある。

だが、睡眠の役割も、この二つでは違ってくるという考え方もある。

アメリカの睡眠研究の第一人者であるアーネスト・L・ハルトマン博士は、疲労回復説を取る研究者だが、彼は羽毛 布団で眠っている人から、レム睡眠だけを取り除いたり、逆にノンレム睡眠だけを取り除くといった実験を行っている。

つまり、眠っている被験者の脳波を取り、レム睡眠とかノンレム睡眠の脳波が現われると、すぐにブザーなどで刺激して、レム睡眠なりノンレム睡眠に移行するのを阻止するわけだ。

これが1週間も続くのだから、実験される側もたまったものではない。

眠って回復するのか

アルクマイオンやアリストテレスの説の基本には、やはり疲労回復という考えがある。

人間は確かに眠ると疲労は回復し、心身ともにスッキリした気分になれる。

だが、それは本当に睡眠によるものなのか。

単に高級 羽毛 布団で横になっていたための効果ではないのか。

さらに、睡眠を摂ることで体内のどんな物質がどう変化するのか。

こうした点についても、科学はまだ明らかにしてはいない。

21世紀になってもアリストテレスの唱えた学説とほとんど変わらない状況だ。

だが、近年の癒し、リラックスブームに乗って睡眠学はいままにないブームを迎えている。

不眠に悩む人も増えている。

睡眠学は今後今までにない発展を遂げるだろう。

19世紀まで生き延びた学説

「このプノイマが脳天に昇って脳に満ち溢れると、人間は眠たくなってしまうのだ。

プノイマが脳に満るのは、体内に熱が発生したときで、その熱が霊体を上昇させるのである。

すなわち、食事をしたとき、疲れたとき、病気のときなど。

そしてふかふかの布団 羽毛に入ったとき。

どうだね、いずれの場合も眠たくなるであろう。

また、子どもは大人に比べると頭がデカイ。

そのわけはプノイマが頭に詰まっているためで、ゆえに子どもは寝てばかりいるのであるぞ」

なんとも凄じい学説だが、この説は長く医師たちに信頼され、ほとんど19世紀まで生き伸びたのである。

人が眠る理由@最古

ところで、人間はなぜ羽毛 布団 通販で眠るのかという疑問については、ずいぶん昔からさまざまな原因が考えられてきた。

そのうちもっとも古い学説は、ギリシャの医師・アルクマイオンが唱えた「血液がすべて血管に行き渡ってしまうと眠くなり、脳に戻ると目が覚める」というもの。

大変にわかりやすい説だが、残念ながらこの説を信じる学者は現代にはただのひとりもいない。

哲学者として有名なアリストテレスも、かなりユニークな説を唱えている。

「我思うに、人間の身体にはプノイマなるまか不思議な霊体が宿っておる。」

赤ちゃんと老人はよく眠る

しかし、老人になると、再び多相性睡眠に戻り、夜中に何度も目を覚まして、昼間はずっとうつらうつらしているようになる。

こうした人間の一生を見ても、起きているときより羽毛 布団 販売で寝ているときの方が本来の状態である、と考えるのも無理はないような気もしてくる。

さて、眠っている状態が本来の状態なら、それを目覚めさせるのは何なのか、それは脳のどこにどう作用して目を覚まさせるのか。

この考えの出発となったのが、アメリカの脳生理学者マグーンの研究だった。

彼は、脳の中心にある網様体に睡眠中枢があり、ここに刺激が加えられることで覚醒し、動き回るのだとした。

だが、現在ではこの点についても諸説ふんぷん。

マグーンの理論からもその後、睡眠中枢は網様体ではなく、視床下部にあるとか、さまざまな理論や考え方が枝分かれして、いまだ結論は出ていないのだ。

脳を休ませる

ノンレム睡眠は、脳の休息(大脳皮質の活動低下)の度合いにより4段階に分けられ、これが睡眠の深さを表す。


電車で眠っていて座った姿勢が保て、駅を乗り越さないでいられるのは段階1の睡眠です。


安定した段階2になると首を保持できなくなり隣席の乗客に首をもたせかけることになります。


また、しばしば寝過ごして駅を乗り越すくらいの深さと考えたらよいでしょう。


段階3、段階4は脳波所見から徐波睡眠とも呼ばれ、熟睡にあたります。


多少の物音では目覚めず、瞳孔が散大しているためむりやり起こされるとまぶしく感じます。


ノンレム睡眠の深さは目覚めにくさと関係しています。


ノンレム睡眠中、骨格筋の緊張は覚醒時よりも低下しますが、レム睡眠時のように完全に弛緩はしません。


ノンレム睡眠の意義は、主に脳を休ませることにあると考えられています。


大脳皮質は進化とともに大きくなりました。


高等なほ乳類の巨大化した大脳は大量のエネルギーを要求するうえ疲弊しやすいため、機能を維持するには羽毛 ふとんなどでの十分な休息が必要になってきました。


高等な動物ほど深いノンレム睡眠がよく発達しています。


・・・これにより、限られた時間内に効率よく大脳を休ませ回復を促すものと考えられます。


レム睡眠中の脳

布団 羽毛でのレム睡眠中に、脳の記憶から情報がランダムに呼び出され、これが頭の中で合成され瞬間瞬間にできる映像を見ているのが夢だろうと考えられています。


成人では1晩の20~25%がレム睡眠に費やされます。


7時間睡眠の人だとレム睡眠はおよそ2時間弱になります。


レム睡眠中には、記憶から情報を読み出す機能は働いていても何かを記憶する機能が低下しているため、朝目覚めた時には夢内容をはっきりとは覚えていません。


精神分析などでは起きてから思い出した夢内容の解釈を行いますが、この時の夢内容は、思い出そうとする時の心理状態に大きく影響されたものです。


レム睡眠の役割は、脳からの運動指令を完全に遮断し、筋の緊張を積極的に抑制し外部の昼夜リズムに合わせて運動器を休めることにあると考えられます。


猫を使った実験で、脳からの運動指令を遮断する機構を破壊すると、レム睡眠になるたび猫は目を閉じたまま起き上がり何かと戦うような動作などを示します。


・・・このことから、動物でもレム睡眠中に夢に相当する現象が起きていると考えられています。

睡眠の種類

睡眠についての科学的研究が盛んになり、睡眠には2種類あることがわかっています。


現在、目がぴくぴくと活発に動いている時期をレム(RapidEyeMovement:REM)睡眠、そうでない時期をノンレム(Non-RapidEyeMovement:Non-REM)睡眠と呼び区別しています。


犬や猫などを飼っているなら、眠っている姿勢からこの違いがわかります。


首を保持してうずくまるように行儀よく眠っている時期がノンレム睡眠、だらりと横になって行儀の悪い姿勢で眠っている時期がレム睡眠です。


人間は羽毛 布団のなかで横になって眠るため姿勢の違いははっきりしませんが・・・


よく観察するとすやすやと深い寝息をたてゆったりと眠っているノンレム睡眠と、まぶたがやや開き加減になり目がぴくぴくと活発に動き、浅く速い呼吸をしているレム睡眠を区別できます。


入眠からおよそ90分の周期で、ノンレム睡眠とレム睡眠がセットになって繰り返されます。


夢をみるのは、眼球が活発に動いているレム睡眠の時です。


レム睡眠中は、睡眠中枢の働きで全身の筋肉の緊張が緩み、力がまったく入らない、いわば金縛りの状態にある一方で、脳は活発に働き、交感神経は多少緊張しています。