睡眠の免疫学説
こんにちは。
今回は、睡眠の免疫学説について。
発熱と免疫に関連する細菌由来の物質がからむ睡眠調節現象から、睡眠の免疫学説が急展開を始めました。
感染症のさい、あるいは発熱時に、睡眠量がふえることはよく知られていますよね。
ウサギに細菌を感染させたり、細菌毒を投与すると、深いノンレム睡眠がふえることもわかりました。
このような眠りは、生体の回復のために重要な意味をもつはずです。
細菌がマクロファージによって分解されると、ムラミルペプチドが生じて、これが引金となり、発熱、免疫増強、ノンレム睡眠など、一連の変化がおこるのです。
このさい、生体は細菌のもち込んだ異物のムラミルペプチドを逆手にとって、自身を癒すために眠るわけです。
抗癌作用のあるインターフェロンα2、細菌毒であるリピドA、あるいは腫瘍壊死因子、二本鎖リボ核酸
(ポリI:C)などにも睡眠促進効果があります。
これらの事実も、睡眠の免疫学説に有利な根拠となるものでしょう。