ウリジンとその関連物質
ウリジンは、タンパク質合成にたずさわるリボ核酸(RNA)を構成するヌクレオシドという化合物の一つです。
生体内に広く存在しています。
ウリジンをラットの脳室内に夜間注入すると、10ピコモルという少量で、ノンレム睡眠とレム睡眠をともに有意にふやします。
ラットの腹腔内に注射しても、一過性の睡眠促進効果が生じますから、末梢血から血液脳関門を経て、脳に達すると考えられます。
ウリジンの至適用量.もかなり狭い範囲にあり、脳室内注入、腹腔内注射いずれのばあいも釣鐘型となります。
私の研究室では、いくつかのウリジン関連物質について、睡眠修飾活性の検定をしてみましたが、アデノシン、デオキシウリジン、デオキシグアノシン、デオキシンチジン、シチジンになんらかの睡眠修飾作用があることがわかりました。
ウリジンは、麻酔薬として知られるバルビツール酸塩と、化学構造がよく似ています。
北陸大学のある教授は、ウリジンの化学構造をすこし変えた誘導体をいくつか合成してみましたが、これらにも強い催眠作用があることがわかりました。
この作用は、神経細胞の膜表面にある受容体の一つ(バルビツール酸塩-ベンゾジアゼピンーガンマアミノ酪酸(GABA)-複合受容体)と特異的に結合することによっておこります。
なお、ウリジンから糖成分がとれたウラシルには羽毛 布団 販売による睡眠修飾作用がまったくないので、ウリジンのもつ糖成分の構造が活性を現すのに必要と考えられます。
これはグリコペプチドであるムラミルペプチドの糖成分がとれると催眠性がなくなる、という事実と似ています。