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2011年03月 アーカイブ

睡眠の種類

睡眠についての科学的研究が盛んになり、睡眠には2種類あることがわかっています。


現在、目がぴくぴくと活発に動いている時期をレム(RapidEyeMovement:REM)睡眠、そうでない時期をノンレム(Non-RapidEyeMovement:Non-REM)睡眠と呼び区別しています。


犬や猫などを飼っているなら、眠っている姿勢からこの違いがわかります。


首を保持してうずくまるように行儀よく眠っている時期がノンレム睡眠、だらりと横になって行儀の悪い姿勢で眠っている時期がレム睡眠です。


人間は羽毛 布団のなかで横になって眠るため姿勢の違いははっきりしませんが・・・


よく観察するとすやすやと深い寝息をたてゆったりと眠っているノンレム睡眠と、まぶたがやや開き加減になり目がぴくぴくと活発に動き、浅く速い呼吸をしているレム睡眠を区別できます。


入眠からおよそ90分の周期で、ノンレム睡眠とレム睡眠がセットになって繰り返されます。


夢をみるのは、眼球が活発に動いているレム睡眠の時です。


レム睡眠中は、睡眠中枢の働きで全身の筋肉の緊張が緩み、力がまったく入らない、いわば金縛りの状態にある一方で、脳は活発に働き、交感神経は多少緊張しています。


レム睡眠中の脳

布団 羽毛でのレム睡眠中に、脳の記憶から情報がランダムに呼び出され、これが頭の中で合成され瞬間瞬間にできる映像を見ているのが夢だろうと考えられています。


成人では1晩の20~25%がレム睡眠に費やされます。


7時間睡眠の人だとレム睡眠はおよそ2時間弱になります。


レム睡眠中には、記憶から情報を読み出す機能は働いていても何かを記憶する機能が低下しているため、朝目覚めた時には夢内容をはっきりとは覚えていません。


精神分析などでは起きてから思い出した夢内容の解釈を行いますが、この時の夢内容は、思い出そうとする時の心理状態に大きく影響されたものです。


レム睡眠の役割は、脳からの運動指令を完全に遮断し、筋の緊張を積極的に抑制し外部の昼夜リズムに合わせて運動器を休めることにあると考えられます。


猫を使った実験で、脳からの運動指令を遮断する機構を破壊すると、レム睡眠になるたび猫は目を閉じたまま起き上がり何かと戦うような動作などを示します。


・・・このことから、動物でもレム睡眠中に夢に相当する現象が起きていると考えられています。

脳を休ませる

ノンレム睡眠は、脳の休息(大脳皮質の活動低下)の度合いにより4段階に分けられ、これが睡眠の深さを表す。


電車で眠っていて座った姿勢が保て、駅を乗り越さないでいられるのは段階1の睡眠です。


安定した段階2になると首を保持できなくなり隣席の乗客に首をもたせかけることになります。


また、しばしば寝過ごして駅を乗り越すくらいの深さと考えたらよいでしょう。


段階3、段階4は脳波所見から徐波睡眠とも呼ばれ、熟睡にあたります。


多少の物音では目覚めず、瞳孔が散大しているためむりやり起こされるとまぶしく感じます。


ノンレム睡眠の深さは目覚めにくさと関係しています。


ノンレム睡眠中、骨格筋の緊張は覚醒時よりも低下しますが、レム睡眠時のように完全に弛緩はしません。


ノンレム睡眠の意義は、主に脳を休ませることにあると考えられています。


大脳皮質は進化とともに大きくなりました。


高等なほ乳類の巨大化した大脳は大量のエネルギーを要求するうえ疲弊しやすいため、機能を維持するには羽毛 ふとんなどでの十分な休息が必要になってきました。


高等な動物ほど深いノンレム睡眠がよく発達しています。


・・・これにより、限られた時間内に効率よく大脳を休ませ回復を促すものと考えられます。


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